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玄関に使われる鍵の種類と防犯性

鍵と錠前
2018.03.15

ピッキングされにくいのは?玄関に使われる鍵の種類と防犯性

住宅の玄関に用いられる鍵にも、いろいろな種類があり、種類によって防犯性の高さが変わってきます。どんな種類があるのかと、それぞれの防犯性についてご紹介します。

シリンダー錠の種類と防犯性

シリンダー錠の種類と防犯性

シリンダー錠とは、住宅の玄関の鍵として最も一般的に使用されている、鍵穴に鍵を差し込んで回すことで開け閉めできるタイプの鍵のことを言います。二重になったシリンダー(外筒・内筒)と、それらを横切る障害物(タンブラー)で構成され、正しい鍵を差し込んで回転させると開閉する仕組みです。シリンダー錠には主に以下のような種類があります。

ディスクシリンダー錠

ディスクタンブラーという円盤状のタンブラーを使用したシリンダー錠です。耐久性に優れていることから、以前は玄関錠の主流でした。現在はその多くが廃盤となっていますが、2000年頃までに建てられた家の玄関には今でも使われている場合が多いです。

ロータリーディスクシリンダー錠

ディスクシリンダーの外筒と内筒を横切るパーツ(ロッキングバー)をタンブラーと別にすることで防犯性を高めたタイプのシリンダー錠です。防犯性が高いうえに比較的安価なので、住宅の玄関用の鍵としてとても普及しています。

ピンシリンダー錠

タンブラーの内部にピンが一列に並んでいるタイプの鍵です。構造を複雑にしやすいという特徴があり、現在作られているものは防犯性を高めたものが主流になっています。ただし、ピンシリンダー錠でも少し前に作られたものは単純な構造のものが多く、この場合防犯性は低めです。

ディンプルシリンダー錠

ピンシリンダーをより複雑にすることで、さらに防犯性を高めた鍵です。ピンの本数が多く、さまざまな方向から出ているため、ピッキングに強くなっています。丸いくぼみのある鍵が特徴です。防犯性の高い鍵として、これから住宅の玄関鍵の主流となっていくと考えられます。

マグネットシリンダー錠

タンブラーと鍵表面に磁石を埋め込み、反発により内筒を回転させる仕組みの鍵です。ピッキングで解錠することはほぼ不可能なため、防犯性はとても高いです。

キーレス錠(デジタルキー)の種類と防犯性

キーレス錠(デジタルキー)の種類と防犯性

近年では、住宅の玄関鍵としてキーレス錠(デジタルキー)が用いられることも増えています。主に以下のような種類があります。
いずれも防犯性が高く、今後普及していくことでしょう。

カードキー

磁気カードやICカードを使用して解錠します。

暗証番号キー

テンキーなどで暗証番号を入力することで解錠します。

生体認証キー

指紋認証や静脈認証、顔認証などによって解錠します。

住まいの防犯性を高めるには玄関の鍵の見直しも重要なポイントです。玄関に古いタイプの鍵が使われている場合は、より防犯性の高い鍵への交換などのご検討をおすすめします。

「錠」と「鍵」について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などにとりつけて締める金属・機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。
ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。